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在校生の皆さんへ

当研究室では、生命現象の根幹を担う「酵素」を対象に研究をしています。
皆さんには一年生の「フレッシュマンゼミナール」でお話ししたフレミング博士の発見した「リゾチーム」に始まり、二年生春学期の「生化学1」では、アミノトランスフェラーゼ、アミノ酸ラセマーゼなどアミノ酸代謝に関与するさまざまな酵素について、さらに二年生秋学期の「酵素工学」では、アスパルターゼ、アミノアシラーゼ、ニトリルヒドラターゼなど有用物質生産に用いられているさまざまな酵素について解説をしています。
さらに、三年生の「生命科学実験」では、Citorobacter intermediusのβ-チロシナーゼについて、フェノール、ピルビン酸、アンモニアを原料として本菌を触媒として用い、医薬品の原料や食品添加物として有用なL-チロシンの微生物生産実験や、本菌の細胞内からβ-チロシナーゼを抽出、精製し基本的な性質を調べる酵素科学的実験を通じて、講義で学んだ酵素についてより深く理解できるように実習をしています。

このように三年間にわたり習得した酵素に関する基本的な知識や技術をさらに深めるために、三年生秋学期には「特別演習」、また四年生には「特別研究Ⅰ」、「特別研究Ⅱ」を酵素工学研究室に配属された学生に対して実施しています。「特別演習」ではゼミナール形式でデータのとりまとめ方法やプレゼンテーションの方法を中心に学びます。

また希望者には「特別研究Ⅰ」、「特別研究Ⅱ」に先駆けて基本的な技術を習得する基礎実験を実施してもらっています。
「特別研究Ⅰ」、「特別研究Ⅱ」では、「特別演習」で基礎実験を実施していない人はまず基礎実験からはじめ、終了後特別研究のテーマを決め特別研究を開始します。

研究室は第四実験棟一階にあります。当研究室に興味のある人、一度話を聞いてみたい人、見学してみたい人はいつでも気軽に訪問してください。